サオアツ(+アリスク)備忘録2

エデン条約編第4章クリアしました 
全体から細部まで完成度が高いシナリオで面白かったです…エデン条約の評判は以前から聞いてたんですがネタバレ踏まずに完走できてよかった

スチルとBGM、戦闘パートどれも使われ方がよかった~没入感やばかったです!負荷のたっっかい役を背負わされたキャラの描き方もすごいね 個人的な好感度はまた別なんですけど作中のヘイト管理が上手くてねじ伏せられた…参りました
(過去の傾向から自分が好きになれるか不安だった子もいたんですが、終わったら大好きになっていました アリスク箱推しになれそうでよかった… 一人だけ苦手で…みたいなことにならなくて勝手に安心している)


以下アリスクとサオアツとサオミサに狂い始めたオタクのぼやき(妄言集)です
※ネタバレ注意

あとこれを書いている間にミサキの愛用品やドレスサオリ投下大事件が起きてたいへんでした…
また後日書きたいやも

※アリスク方面ボリュームすごかったのでだいぶ端折ってます 順番も前後しています

開幕

アリウスからも追われ逃げ場を失ったアリスクから始まる お、重い
アツコが仲間を守るために投降するも約束は守られず、スクワッドに処分命令が下ります 任務失敗したテロリストにも容赦ないブルアカ

(サオリだけ名前を呼んでるのは特別だからって解釈していいでしょうか いいよ)

任務も失敗しアツコを連れ去られ生きる意味すら分からなくなっているボロボロのサオリ…

でもアツコのことで感情乱高下するサオリは正直性癖にぶっ刺さりました 3章の尋常じゃない取り乱し方も最高だった…

先生に助けを求めるサオリ

自分が撃ち殺そうとした先生に縋るなどどの面下げて…って自覚が滲み出ているのたいへん良い
プライドかなぐり捨ててアツコを救うために土下座するところ、情に訴えることで解決できる望みがサオリの中にあるってことだよね!?サオリ好きだ
ベアトリーチェの命令に従っている理由も明かされましたが元々アツコは生贄だったんですね アツコと仲間を守るために、全てが虚しくても最後まで抗っているのはアズサと同じだったんだなあ…とここで気付かされます
(後に分かりますがサオリ自身は気付くのが遅すぎたゆえにアズサと大きく差ができてしまっていました サオリとアズサの師弟で運命的な関係性も美しくて残酷なの狂っちまうよ~~!)
というか話聞く限り境遇が少年兵みたいなんですねサオリ これも後に「キャラ造型がマジで少年兵じゃん…」とショックを受けたんですが…

アツコ、陰鬱系RPGのヒロイン的設定めちゃくちゃ好きでつらい 私はコレット・ブルーネルに脳を焼かれて育ったオタクなんだ
先生に関しては所々言動がアレでなにかと頭を抱えていたんですがここのサオリを救う一択の先生かっこよかった!


スクワッド合流

ヒヨリに迷惑かけまいと自分を売ってもいいとするサオリと、最初からその気はなかったヒヨリ ヒヨリ!!
というかヒヨリがベアトリの誘いに乗って裏切ると思われてたのちょっと笑いました 図々しいけど擦れてないというか根が純朴なところ最高にかわいいんだよねヒヨリ…
「痛いですよね苦しいですよね…」ってヘラヘラ笑うちょっとサイコみのある子かと思ったら仲間想いだし冷静に状況を俯瞰できるの、”厚み”で好きだな 「運命共同体」がさらっと出てくるのもいい あとCV中原麻衣が強すぎる…ヒヨリも早くうちにおいで

そしてミサキの元へ向かったら飛び降り自殺しようとしていました ブルアカ??

このクッソ重い空気に息が詰まりそうになります…先生も全く口を挟んでいません
個人的に「苦痛ばかりだった姫の人生を引き延ばして……そこに価値があるの?」、かなり好きな台詞です
4人の中で最も強く絶望しているミサキなら確かに「こんな世界に生きていても姫が苦しむだけ」って思考になるよなあって
サオリとヒヨリと比べミサキが冷めているわけじゃなくてミサキも間違いなくアツコを大切にしているのがいいなと…

ミサキが何をしようと絶対に死なせないサオリかっこよすぎる 無責任に綺麗事言って引きとめようとするんじゃなくて行動で示すのがもうこんなの惚れるしかない… ミサキがサオリに依存してないか期待と心配で半々な気持ちになります サオミサもいい…
びっくりしたのが「何度やっても無駄だった」…ミサキは何度も自殺未遂しててサオリが止めてたってコト…!?ブルアカ??
さらっと流れる一文に心をえぐられたね~と思っていたらしっかり後に過去のミサキ自殺未遂もお出ししてきます

初めて自殺を止めた時のサオリは感情まかせで言葉が出てる…しかもしミサキの問いに答えられていなくて言い返されています サオリ…
生き続ける苦痛を否定できないまま仲間を守りたい一心でミサキの自殺も止めてきたサオリ、ずっと心のどこかで自己矛盾にも苦しんでいただろうな
そういえばミサキの立ち絵を見るとしっかり首や腕に包帯巻いてて戦慄しました 察せられるように描かれてる?ブルアカ?
しかしヒヨリが黙って見守るしかできなかったのも既にこういう光景を何度も見てきたからなのかもしれないと思っています…あれはヒヨリが入る隙がなさそうだし…
アリスク、みんなの境遇知れば知るほど大事にしたくなるな…大事にします(?)

スクワッドの過去

幼少期からサオリはヒヨリとミサキの3人で貧民街で過ごしており「サオリ姉さん」と呼ばれていたようです 姉さん呼び好!
ミサキもアツコに対して「大切な人」とはっきり口にしているのよき これはミカも言っていたけどアリスクは任務だけの繋がりじゃなくてメンバー全員がお互い大切にしてるんですよね

(「私みたいなの」やっぱりミサキはだいぶ自己否定強め…)

アツコの生贄にさせないためにサオリが交わした約束は2人とも知らなかったんですね…
全員を守るとはいえ「あの頃のリーダーは怖かった」と言われるほど厳しい指導をして今の地位に上り詰めたサオリ、兵士として優秀だったんだなあ
それでいて後の話で自分のことをよく理解していないサオリにみんなから「真面目」「教えるのが上手い」とか褒め言葉がぽんぽん出るのも最高なんですよね
その中でアツコが一番サオリを理解しているの伴侶みがあって私は好きです

それとヒヨリがアツコに対してあんな綺麗で幸せそうなお姫様もいるんですね!って感動で泣いてたのかわいすぎる 嫉妬するんじゃなくて純粋に喜びを感じられるヒヨリが本当に愛おしいですね…

ミカとサオリ

道を外してしまった2人の結末、シナリオ構成が天才オブ天才だった  2人につけられた言葉が「猟犬と魔女」なの、意味としては良くないけど良い
ここらへんは割愛しますが、自分の最期を委ねる相手はアズサでなくミカだったとサオリが悟り、ミカが「あなたは私」と言いサオリを殺さなかった理由が「私に救いなどないことを自ら証明してしまうことになる」だったの唸りました 脚本が美しすぎる

アツコ救出

推しカプのターン

サオアツ救いありました…!末永く一緒にいてほしい

というかスチルがあまりに良すぎます!推しカプの抱擁シーンなんて自分で描かなきゃでてこんと思っていた人生でしたがブルアカが一番見たいものお出ししてくれた…ありがとう…アツコのお顔がとても綺麗 かわいい 世界一かわいい
サオリ、体の傷がとても痛々しい…全画面表示したらお腹のあたり更に辛いことになってた
ずっと張り詰めててここでようやく泣いてしまうのも愛しい~
サオリがアツコの頭を支えて抱き寄せているのとアツコがサオリの背中に手を回しているのも最高pictureすぎますね ありがとう…

先生のアツコが怪我をしたら悲しむ人が~って台詞のあと無言で訴えるサオリ好き(横からすっと出てくる)アツコも察してそうでイイネ…

エピローグ

スクワッドはベアトリーチェから解放され放浪の旅に 自由になったといっても厳しい生活には変わりないのですが、希望を感じられる締めくくりでよかったですね
「コンクリートに咲く花」、3章の印象的だったエピだったんですがまた出てきて対比されていたのがめっちゃよかったです…過去の積み重ねから余韻に浸れるストーリー構成、好きだ…

ミサキに皆を頼むと言って一人去って行ったサオリ 別離エンド予想してたけどさあ!
「勝手だよね」と文句を言いながらも弱音を吐いてしまうミサキの表情が好きすぎます…
ここで年相応に幼気なとこ出してくるのずるいよ サオリ姉さんがいなくなって不安だよな…ミサキは大丈夫そうに見えてかなり依存してそうだったもんな…というのは私のフィルターかもしれないけどミサキ愛しすぎでは
多分サオリがミサキに任せたのは使命を与えてあげて自死させないようにしたかったのではと解釈しています ミサキが一番危ういけどサオリはミサキのことも信頼しているから…

離れていても通じ合っているサオアツ…!!!?
別離寂しい…と思ってたけど再会した時の妄想が捗りますね(と言っていたらPVでアリ夏お披露目されたよ…)
2人の関係性好きだなあ

そしてエデン条約の最後が便利屋使ったギャグオチだったのよくできてるなと思いました…
読後感が軽くなったし便利屋とのサオリの絡み面白そうだな~!(と言っていたらマジで便利屋とサオリのイベント来たよ…)

あとティーパーティーの3人の結末もすごくよかったとだけ…!
(ミカについて:ブルアカはほとんどの人が 9割くらい?ミカを詳しく語りたがるし実際語られているのでほんなら自分はまあええか~という気持ちです 念のため…)


総括してエデン条約編、素晴らしい物語でした!記憶消してもっかい初見で浴びたいな~
今後のメインストーリーも読むのが楽しみです